初めての海外旅行と彼女はいかにして越ガールになったのか

2日目 前編

あまり眠れずに起床。テレビをつけるとNHKが放映されていたので、ひさしぶりに日本のテレビを見る。結婚イコール幸せという方程式は終焉をむかえた、ということを勉強する。チェックアウト後にホテルのカフェでお茶を飲みながらマナさんを待つ。数分遅刻したマナさんに「ベトナム時間ですか。そうですか」などと嫌なことを言ってみる。
とりあえず昼飯を食べようということでドンコイ通りに繰り出すことにした。


(バイクの隙間にベトナム猫がいた。めちゃ弱そう)

ベトナム料理で昼食を。マナさんによると「バインミー or フォー」らしいのでバインミーベトナム風のサンドウィッチ)を買いに行く。ところでベトナムの道路にはほぼ歩行者用の信号が無い。


(バイクのテールランプが一つの渦になって、まるで恐竜のようにっ…!?)

バイクの大群が突っ込んでくる道路をいかにして渡るのか、という問いにマナさんは「バイクなんて存在しないよ」というようなことを言い、心の眼でもってすたすたと渡っていた。すごい。彼女は既にベトナムガール、越ガールになっていたのだ!!


(颯爽と買い物をする越ガール)

ということでバインミー。中には野菜やハム、あとはパテ(ペーストされたレバーだそう)なんかが塗られているということで、香草の類が苦手なボクは苦手な味なんだろうなと想像しながらいただく。ところが意外とアレな感じのアレで、思っていたよりもあっさり食べられた。

[:H300]
(道端で初めてのベトナム料理にびびりながらかじりつくボク)

そのバインミーを食べながらカフェへ。ベトナムは持ち込みにも寛容らしい。いただくのはベトナムコーヒー。フランス植民地時代の影響でフランス式のフィルターを用いるのが特徴。飲むときにはミルクではなく練乳を入れる。それだけだと当然濃いので混ぜたり氷を溶かしたりしながら飲むらしい。苦いのと甘いのが両方味わえる不思議な飲み物だった。マナさんも家で飲んでいるらしいが、「毎日飲んでたら死ぬよ」って言ってた。ボクもそう思う。でもなんだかんだ美味しかった。バインミーも割といけたし、あとカフェの店員さんもキュートだった。いけるやん、ベトナム。ただ店員さんが制服に網タイツはいてたのですごいなと思った。


(キュートな店員さん。網タイツがセクシー)

ホーチミンにある有名な建物やホーチミンの像を見学するなどして街を散策。ホーチミンって何した人なの?というボクの問いにマナさんは「しらん!とにかくすごい人なのだ!ディスイズホーチミン!」と言っていた。なんだかよくわからなかったけど怖かった。それから散歩しつつパークソン百貨店というところにつれていってもらう。ベトナムの人達がどういうものを買うのか知りたかったからだ。


プラレールを見つめていた男の子)

ベトナムでもドラえもんの人気の高さを知る。本屋にマンガはドラえもんしか置いていなかった。日本のマンガやアニメは見れると聞いていたのだけれど、今回の旅行ではその辺はよくわからなかった。ざんねん。せっかくなのでドラえもんの41巻を購入。


(他にマンガは全くないのに、ドラえもんだけ全巻あった)

(つづく)