日本の一番北へ行く旅行、つまり新婚旅行

0〜1日目:http://d.hatena.ne.jp/karaimonokirai/20100701/1277995990
2〜3日目:http://d.hatena.ne.jp/karaimonokirai/20100704/1278229590
4日目:http://d.hatena.ne.jp/karaimonokirai/20100802/1280748208
5日目:http://d.hatena.ne.jp/karaimonokirai/20100803/1280839836

6月9日 旅行6日目

網走〜紋別

日本最北端の地へ向かう旅もいよいよ佳境なわけだけれど、目的地は存外遠いということでこの日は移動がメイン。目的地は紋別。とはいえ理由は「網走と稚内の中間くらいにあって、名前も聞いたことあるから」といういい加減なものだった。そんな中でも目的も少しあって、それは「ホタテを食べる」というもの。オホーツク海に面する日本で3番目に大きな湖であるサロマ湖ではホタテの養殖が盛んで、道沿いで食えるよということがガイドブックに書いてあったからだ。ということでサロマ湖沿いに北上して、道の駅なんかで見つけたら食おうということを妻と話をしながら進んでいったわけだけれど、期待していった道の駅のレストランにはホタテが無く、代わりに寂れた遊園地があるだけという悲しい結末に。


ショッカーのマークみたいなのがある。



あと馬もいたので遊ぶ。妻が餌をやろうとしていたけど全然食わんかった。


それじゃあ納得いかんのでガイドブックを見直して来た道を戻り、別の道の駅でホタテの焼いたものやホタテソフトを食べる。


ホタテソフトはとんでもなかった。とんでもなかったっていうかバニラソフトクリームにホタテの干物が入っているだけというものだった。くそが。


さらに戻ると北勝水産という水産物の直売所があったので立ち寄る。この販売所ではカニやホタテがメインで、ホタテは一枚50円なんて価格で売られていた。その場で刺身やバター焼きで食べさせてくれるらしいので注文。その他にホタテバーガーってのもあって、それが美味しかった。いま思い出してまた食べたい。


ホタテづくしで腹もふくれ、その後1時間半ほど車をはしらせると紋別に到着。天気が少し悪かったというのもあるし、そもそも流氷の街に夏に行くのも間違っているのだけれど、紋別はなにも無かった。なんにも無かった。本当になんにも無かった。カニが地面から生えていただけだった。


この日もビジネスホテルに宿泊。少し休んでから晩飯処を物色。紋別は本当に典型的なアレで、商店街には場末のスナックしか無かった。今にも漁師さんが店から出てきそうな雰囲気。


そんな中で選んだ居酒屋は生ラムの焼肉が食べられるところ。ザンギも食えるということで注文。「ザンギってただのから揚げでしょ」などと言う夢の無い御仁もおられるかとは存じますが、北海道で食べることがロマンなのです。

あまり長居できそうな雰囲気のお店じゃなかったので別のお店へ移動。そいの刺身、ずわい蟹しゅうまい、冷奴の行者にんにく醤油、そして地酒。生を実感する。



ボクは一生こういうものを食べたり飲んだりして生きていきたいと思った。外国になんて住むもんじゃない。こんなに美味しいものを食べられない生活なんて生じゃないよ。